【書評】残り97%の脳の使い方(苫米地英人著)を読んで
【書籍名】残り97%の脳の使い方
【著者】苫米地英人
【出版社】フォレスト出版
【初版出版日】2017年2月1日
【ページ数】約190ページ
タイトルに関して
脳は3%ほどしか使われていないと言われるが、数字に大した根拠は無い。
脳の大部分があまり使われていないという意味。
もっと脳をフル稼働するにはどうしたらよいか?
脳に刺激を与え続ける。つまり、新しい知識や理論を学ぶ。
ただし、脳は知らないことを認識できない。
では、どうすれば良いか?
既に持っている知識を抽象度を高くして新しい知識を学ぶことが大事。
著者の書籍ではおなじみの抽象度を高くするというのがやはり重要なようです。
3つのものさしを捨てる
- ドリームキラー 君には無理とか言う人は放っておこう
- 社会の価値観 他人と比較しない、何事も1位には中々なれない
- 仮想の自分 自分を過小評価しない(あのときああしていればとか)
より高い目標を達成したり、夢を実現させるには
普段、我々ははコンフォートゾーン(快適な領域)の中にいる。また、パフォーマンスを発揮するにはコンフォートゾーンの中でいる必要がある。つまり現状維持の力が働く。
そのような状況下でどうすればよいか?
それは、エフィカシー(自己評価)を変える(上げていく)必要がある。
つまりコンフォートゾーンから外れるくらいの高い目標(自己イメージ)を想像する。
すると、目標が強くリアルにイメージされることにより、コンフォートゾーンがずれ、スコトーマ(心理的盲点)が外れ、目の前にあった目標達成に必要なものが、「これまで見えなかったものが見えるようになる」
このことは、世間で言うところの「引き寄せの法則」を著者なりの言葉で解説した感じでしょうか。
感想
本書の内容を簡潔に言うと、マインドセットと対人心理学について記述されている書籍だと思われる。