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【書評】頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法(苫米地英人著)を読んで

【書籍名】頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法

【著者】苫米地英人

【出版社】フォレスト出版

【初版出版日】2007年6月24日

【ページ数】約190ページ

 

キーワードは「抽象度の高い思考」

苫米地氏の他の著書でも出てくるワードであり、彼の理論の中核をなす考え方なのだと思われます。抽象度の高い思考が出来れば、今回のテーマで言うところの英語が加速度的に習得出来るとされています。

 

クリティカルエイジを克服

クリティカルエイジとは遺伝的に決まっているそれぞれの器官のそれぞれの機能の発達の年齢のこと。例えば、言語であれば8~13才くらいまでで母国語としての言語の習得が止まってしまうと言われている。

では、大人になってから効率的に英語を学ぶにはどうしたらよいか?

コツは日本語脳を抑えること。例えば、英文を日本語に本訳したりしない。わざわざ、文法を学んだりしない。

では、どうすればよいか?

ある単語の次にどんな単語が出てくるか予測する訓練をする。おすすめ方法は、英語のドラマを何度も繰り返して視聴する。(ただし、日本語字幕を出してはダメ)

この方法でクリティカルエイジに影響されることなく英語を習得することが出来る。

しかし、この方法では習得までに何年もかかる。

そこで、キーとなるのが、「抽象度を高くする」ということ。

抽象度を高くするとどうなるか?抽象度が低い状態だと、これまで学んだことや経験したことが日本語脳での理解であるが、抽象度を高くすると日本語脳の理解ではなくなる。

すると、クリティカルエイジに影響されることなく、これまで学んだことや経験したことと結びつけながら、加速度的に英語学習していけるようになる。

(人間は新たなことを学ぶときに無意識のうちに、これまでの知識や経験を活かしながら理解したり学習したりしているという特性が前提にある)

なお、これはあらゆる学習に適用出来る

 

抽象度が高いとは

私の解釈としては、以下のような意味合いです。

  • 1つの事柄からより多くのことを学ぶ事ができる頭脳
  • 1つの事柄をより創造的に色々なことに発想したり関連付けしたり出来る頭脳

 基本的には、頭が良い人とはこれが自然に出来ている人のことなんじゃないかなと思ったりします。

「それが出来れたら苦労しないよ、人生バラ色だよ」って思っちゃう部分もあるのですが、抽象度の概念をしっかり認知して思考するのと、漠然と思考するのとでは大差があると思うので、しっかり意識して生きていきたいと思いました。

 

抽象度を高くするための方法論

  • リラックス状態を作る
  • 集中する

感想

正直、スピリチュアル的な印象を受ける内容も多い気がしますが、学ぶべき点は確実にあることと、サクッと読める点が良かった。