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【書評】後悔しない超選択術(DaiGo著)を読んで

【書籍名】後悔しない超選択術

【著者】DaiGo

【出版社】西東社

【初版出版日】2018年11月17日

【ページ数】約260ページ

 

本書紹介

メンタリストDaiGoさんの著書です。サブタイトルで「人生を左右する選択は1日70回 なんとなくの積み重ねが未来を閉ざす」と書いてあり、1日の中で70回も知らずのうちに重要な選択をしていたのかと思い、興味を惹かれると共に、未来を閉ざさないように本書を手に取るに至りました。

 どういう選択を重ねることが人生を幸せな方向に導くのか?

答えは「後悔しない選択をすること」。また、「正しい選択など存在しない。あるのはベターな選択」だとも著者は言います。

 人生を幸せな方向に導くための選択術が記述されています。そのための本書の具体的な内容については以下のとおり。

 

1章 選択の仕方にはスタイルがある

①合理的スタイル

②直感的スタイル

③依存的スタイル

④回避的スタイル

⑤自発的スタイル

 この中で1番後悔しない選択をする確率が高いのは合理的スタイル。それ以外のスタイルについては合理的スタイルよりも感情に影響されやすい傾向がある。

 

合理的スタイルに近づける5つの習慣

一,自分のした選択について振り返り、評価する

二,楽をしない

三,長期的に考えてみる

四,選択時の自信過剰、楽観的傾向を意識し、小さなテストを行う

五,過去の経験、失敗から学ぶ

 

さらに、上記5つのタイプは次の2タイプに分類される

①マキシマイザー(最高の結果を求め続けるタイプ)

②サティスファイザー(最高でなくとも、ある程度の結果で納得できるタイプ)

 

つまり、5×2で10のタイプに分類されるが、1番後悔しない可能性が高いのは合理的スタイルのサティスファイザー

 

なお、マキシマイザーにも2タイプある

①促進系マキシマイザー(良いマキシマイザー)

 →多くの選択肢を徹底的に調べ上げるものの、それぞれのメリットとデメリットを比べて、ポジティブな面を見出そうとする傾向がある。

②評価系マキシマイザー(悪いマキシマイザー)

 →客観的に最高の選択肢をあるはずだ!という前提に縛られ、ありとあらゆる可能性を検討しようとする傾向が強い。

 

選択において大事なことは合理的に選択して、その結果に満足するということが、後悔しない選択をするための根幹となる。 

2章 「後悔しない選択」をするための準備

①人は衝動に抗えない生き物と心に刻む

 →自分が負けてしまいそうな衝動や誘惑を予測し対応できるようにルールを定めておく

②知識や経験よりもアンケートの母数を重視

 →直感に引っ張られるよりも母数を広げる努力をする

③自分の時間感覚を過信しない

 →人は何かに取り組むとき時間や労力を実際より少なく見積もりがち

④第三者の目を意識する

 →第三者のアドバイスを聞いたり、第三者の立場で考えてみたりする

⑤未来の自分を想像してみる

 →自分の選択について、短期、中期、長期の未来の視点で考えてみる

⑥プランやコストを明確化する

 →具体的に書き出す

3章 「後悔しない選択」をするための習慣

①複数のサンプルを用意する

②難しい選択は午前中に済ませる

③不安への対策をする

 

習慣を定着させるのに大切な3つのこと

一,いつ、どこで、何を、どのように行うかを具体的に計画する

二,1つの行動に的を絞る

三,習慣が自動化するまでは一定の時間がかかると心得る

4章 選択力を鈍らせる5つの落とし穴

①感情バイアス

 →不快な事実を認めようとせず、肯定的な意見ばかりを取り入れようとする

②プロジェクションバイアス

 →現在の感情を基軸にして、未来に得られる幸福の量を見積もってしまう

③サンクコストバイアス

 →すでにかけたお金や時間の元を取るため、損な取引を続けてしまう

正常性バイアス

 →多少の異常事態が起こっても、それを正常の範囲内ととらえて心を平静に保とうとする

⑤メモリーバイアス

 →過去の歪められた記憶に基づいて未来の選択を行ってしまう

5章 「後悔しない選択」をするトレーニン

 ①感情知性

 →感情の粒度が高いと、どうでない人と比較して感情のコントロールが得意。感情の粒度とは自分の感情をどこまで詳しく表現出来るか。

②1日再構成法

 →1日のうちに行った選択の中で、自分が本当に幸せを感じた選択はどれだったかを記録し続ける方法。

③トーナメント方式

 →選択肢が多いときはトーナメント形式で選択していく。

④プチ断食

 →適度な空腹状態のほうが判断力が高くなる

⑤コアバリューノート

 →日記形式で自分が大切にしている価値観を書き出す

 

まとめ

本書の中で記載があった、「選択肢が多すぎると判断する能力が奪われきちんと選択できなくなってしまう」や、「ストレスが大きいときに大切な選択をしないほうがよい」など言われてみれば、なるほどな~と思った部分が多数ありました。本書を読んだことによって私の選択力も間違いなく上がったことでしょう(^o^)