【書評】『ワークシフト』リンダ・グラットン著を読みました
2012年8月に発売された書籍なのですが、おもしろそうなので読んでみました。400ページ近くある固めの内容のハードカバーの本なので、200ページくらいの軽い感じの新書の3倍くらい読破するのに時間がかかりました( ;∀;)
内容は、凄まじい変化が起こっている現在の世の中で、どのように働くのが正解で幸せなのか考えるのですが、まず変化の要因は、
②グローバル化の進展
③人口構成の変化と長寿化
④社会の変化:家族構成、幸福感、女性の活躍、余暇の過ごし方等
⑤エネルギー・環境問題の深刻化
の5つが主な要因であると示されています。
それを受けて、どのようにしていけば良いのかと言うと、
①価値ある技能を見極め、連続的に複数を極めていく
②三種の人的ネットワーク、少数のポッセ、多様性に富んだ大規模コミュニティ、自己再生コミュニティ を形成する
③大量消費から価値ある経験を重視する生き方へのシフト
という3つが示されています。
要点だけ挙げてもあまり意味がわからないと思いますが、少しでも気になった方は是非読んでみてください。
今後の人生に影響を与える1冊でした。
なお、ワークシフトの作者が書いた「ライフシフト」も必読です。こちらは人生100年時代にどのように生きていくのかを示唆している著書です。