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【書評】超効率勉強法(DaiGo 著)を読んで~最短の時間で最大の成果を手に入れる~

書籍概要

【書籍名】最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法

【著者】DaiGo

【出版社】株式会社学研プラス

【初版出版日】2019年3月19日

【ページ数】約300ページ

 

【目次】

1章 やってはいけない! 7つの勉強法

・ハイライトを引いただけで安心してしまい、記憶が定着しにくいばかりか、まとまりのある知識として習得するわけではないため使えない知識になってしまう

・復習は「忘れる前に行う」のではなく「忘れた頃に行う」が正解

等が7つ紹介されています。

 ハイライトの件はDaiGoさんのYOUTUBEチャンネルでも同じことを言っていた記憶があります。本書の内容の一部もしくは大部分はDaiGoさんのYOUTUBEもしくはニコ生で紹介されている可能性有りです。

2章 「超効率勉強法」の基本

本書の核となる章であり、キーワードは「アクティブラーニング」

受け身の姿勢で学ぶのではなく、進んで頭を使いながら学ぶことを指します。

アクティブラーニングの方法は主に次の2つに区分されます。

1.想起 →思い出すこと

最も簡単な例で言うと、「テキストを読むだけでなく、問題集を解いたり、模擬テストを受けるべし」といったことや、「復習の適切なタイミング」等の内容を学術的根拠に基づいて、著者なりの方法論で解説されているといった感じでしょうか。

2.再言語化 →自分の言葉に置き換えること

これも、1.想起と同じで、「知識を定着させたければ、そのことを人に話したりアウトプットするのがおすすめ」というものを、学術的根拠に基づいて、著者なりの方法論で解説されている感じかと思います。

3章 学習効果を激しく高める! 「勉強前」7つのテクニック

正しいBGMの使い方や、自然が集中力に与える影響等が7つ紹介されています。

 個人的には本章を読んで、リラクゼーション音が流れる無料アプリとダウンロードしようと思ったことと、機会があれば緑が多い公園や川のほとりで読書してみようと思いました。

4章 記憶の残り方が変わる! 「勉強後」5つのテクニック

脳には「集中モード」と「緩和モード」があるので効率的に記憶を定着させたければ、集中モードの連続ではダメで、両モードを上手く切り替えさせる必要がある。

 睡眠や運動、マインドフルネスの重要性が記載されています。

5章 上級者向け! 勉強の効果をさらに高める7つの学習習慣

五感をフルに活用したり、苦手意識を消したり、マスターしたと思ったことをさらに学習する必要性等が記載されています。

6章 才能の差はこうして超えろ! 地頭を良くする科学的トレーニン

ワーキングメモリとマインドセットの2点に絞って記載されています。

・ワーキングメモリ 

→短時間の間だけ頭の中でコントロール出来る機能(よくコンピュータのCPUに例えられていますね)

運動やテレビゲーム、楽器、紙に書き出すことなどの効果が解説されています。

マインドセット

→心の中に根付く深い「信念」や「考え方」のこと

人間の能力は生まれつき決まっていて変えられないという考え方ではなく、人間の能力は後から変えられるという考え方を持つべし。

感想

勉強法に興味がある方にとっては、既に知っている内容が割と多く含まれているかもしれませんが、よくあるものとは少し視点が違った著書独自の視点であったり、豊富な学術的裏付けに基づいた記述であるという印象を受けました。一読の価値有りです。