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【書評】しょぼい起業で生きていく(えらいてんちょう著)を読んで

【書籍名】しょぼい起業で生きていく

【著者】えらいてんちょう

【出版社】イースト・プレス

【初版出版日】2018年12月25日

【ページ数】約240ページ

著者紹介

著者は大学卒業後、就職することに疑問を感じ起業。

リサイクルショップ、学習塾、語学教室、バー経営を経営。

現在、一部の事業は売却し、コンサルタントとしての活動をメインとする。

 しょぼい起業メソッド

ポイントはお金をかけない。だから不況に強く倒産しにくい。

1つ目のキーワードは「生活の資本化」

  • 「いつもやっている行為をお金に換える」                (例)野菜を作れば、それまで購入していた食糧費がかからなくなり、さらに余った分は売ることも出来る。
  • リサイクルショップに入ってきた最新家電一式を全部自分のものにして残りを売る。経営するバーに必要な家電や家具一式もリサイクルショップに入ってきたものを回すことでコストを抑えることが出来る。
  • 飲食店も、自分が食べる分よりも多く作って余った分を販売して利益に換えてしまうという考え方をすれば同じこと。

2つ目のキーワードは「資産の資本化」

例えば、所有している車を使用していないときに誰かに有料でレンタルする等。

【労働力】協力者を集めよ!

例えば、普段から無料でものを提供したり、自分が無料で何かを手伝ったりしていたら、いざ自分が人手が必要となったとき等に無料で協力してもらえたりする。これも金銭の授受は発生しないが利益と考える。

【広告宣伝】

  • 無料でものを提供していたらそのうち有料のものを買ってくれたり、宣伝してくれたりする。
  • ターゲット層の近所の住民と直接仲良くなったりして自分の愛想と足で賄う。
  • 先にSNSで人気者キャラになってからお店の宣伝をする。 

その他

  • 店舗兼住居にすれば家賃代が丸々浮く。さらにとりあえず毎日店を開けておけば訳のわからないものが色々と売れたりする。
  • 事業は、アイデアから入るというより、人とのつながりや置かれている環境などの条件から、自分ができそうなことを発見して事業化していくもの。
  • ホテルの深夜のフロントのアルバイトは、ほとんど客が来ないが、万一来たときのために居なければならない。だから、お金を貰いながら資格試験の勉強等の有意義な事にその時間を使える。さらに賄いまで付いている。
  • 起業して社長になりました!だけでなく、さらに実店舗持ってます!の方が社会的ステータスを格段に上げるため、実店舗経営はコスパが高い。
  • 最悪、生活保護がある。なお、生活保護で1ヶ月のお金を貰ってすぐにギャンブルや酒に使い果たすヤツもいたが、餓死した人は今だかつて見たことがない。
  • 娯楽にお金を使わなくても、お金が無くても図書館でいろんな本が読める。
  • 嫌なことから逃げていい。嫌なことをするのはやめよう。やりたいことをやろう。

まとめ

 上記に記載した以外にも、しょぼい起業の実例集として喫茶店を開業した人の体験談であったり、著者とPhaさん、著者と借金玉さんの対談も収録されています。

 起業するしないに関わらず、人との接し方や、生き方としても参考になる部分が多く、非常に学びの多い著書であったと感じました。